2019年7月19日金曜日

10世帯の村

あるところに10世帯家族の住む場所があったとさ。

みんなバラバラで生活をしていたけれど、
いろんなことを助け合えば、問題を早く解決できるからと
この10世帯で村を作ったとさ。

まずは、まとめ役がいないと、みんなで決めることが決まらないから
村のリーダー役を決めたとさ。

リーダーが一人じゃ大変だから、リーダーのサポート役もできたとさ。

続いて、何がいいか悪いかを見張る役もできたとさ。

子供たちに考える力をつけようと、教える役もできたとさ。

病気になった時に、対応できる役もできたとさ。

大切な食べ物を作る人、体を守る服を作る人など、
子供もみんなで協力していましたとさ。

何か問題があれば、みんなで考えて話し合って、すぐに解決できたので、
村の人は安心して過ごすことができたとさ。


それが現代は、、、。

あるところに10世帯家族の住む場所があったとさ。

みんなバラバラで生活をしていたけれど、
いろんなことを助け合えば、問題を早く解決できるからと
この10世帯で村を作ったとさ。

まずは、まとめ役がいないと、みんなで決めることが決まらないから
村のリーダー役を決めたとさ。でも、このリーダーは自分のことしか考えない
リーダーで、村の人からお金を集めては自分のやりたい放題やったとさ。
人からのお金をもらって生きているのに、
『みんなが自分を選んだんだ!偉いだろ!』とダサい裸のリーダー。
リーダーのサポート役も村の人のお金だと言うことを忘れて、
リーダーのご機嫌取りしてお金を稼ぐようになったとさ。

何と何がいいか悪いかを見張る役も、リーダーの味方をし始めた
ものだから、何がいいか悪いかなんてメッチャメチャ。

子供たちに考える力をつけようと教える役も、長いものに巻かれて
いれば、考えなくても楽に生きれると、考える力を育てることもなくなったとさ。

病気になった時に、対応できる役も薬を売らない限りは自分たちの
お金がないと本気で病気を治そうとしなくなったとさ。

大切な食べ物を作る人、体を守る服を作る人など、生活のために
必死で働いている人たちは忙しすぎて、こんな状況になっているのも理解せずに
きっとうまくいくんだと信じて、苦情も上げずに頑張ってきたとさ。

何か問題があれば、全部嘘で隠して全部うまく言っているように
騙されているから、自殺、いじめ、過労死、被曝、精神病などの
問題は、静かに雪だるまみたいに大きくなって行ったとさ。

だから、村の人は毎日が不安で夢もない暗い生活を過ごしていたとさ。

そこで、みんなのことを思う勇気ある人たちが、本来の権力の使い方をしようと立ち上がったとさ。

村の人たちは、その人たちのおかげで『今まで何で黙っていたのだろう?
忙しいと言ってないで、ちゃんとチェックするようにしていれば、騙されなかったのに。自分が何もしなくても、誰かがどうにかしてくれると思ってたけど、自分が声をあげなきゃ変わらないんだ。』と目が覚めたとさ。


農業しているお父ちゃんがいなければ、村の人は食べていけない。
服を作ってくれるお母ちゃんがいなければ、村の人まで裸になっちゃう。

リーダーがいなくても、村は動くけれど、
生活に密着した人たちが、いなくなったら動かない。

リーダーを支える人がいなくても、
お母さんたちがいなくなったら、子供がいなくなって村は消滅。

『私なんかが、、、』と思うあなたが実は

1番大切な存在。
1番偉い存在。

そのあなたの声を無駄にしないで。