2014年3月17日月曜日

儚いもの。

こんにちわ。産後もうすぐ1ヶ月、大分リズムにも慣れてきた涼子です。
産前からみんなで育児が出来るように、今回は母乳とミルクで育てようと夫婦で決めてました。
そしたら赤ちゃんもミルク好き。オッパイは10分も飲まず、締めはミルクじゃないと気が済まない。右と左のオッパイ、ミルクの3軒ハシゴで最後はゲップして潰れるオジさん状態。『飲ませて〜ください〜もう少しい〜♪』と歌ってあげる。3軒目では、『お客さん!おかわり自由だよっ!どんどん飲んで』と居酒屋状態(笑)

ただ、体を起こさないといけない、夜中のミルクに慣れなくて苦労した。
眠いのに〜!ってストレスだったけど、赤ちゃん育てる事が大変に決まってるぜっ!て事に気がついたら覚悟が出来た。自分で選んだこの道、やってやるぜって。
そう考えたら、言い訳が多い自分に気付いた。
妊娠してるからあ、産後だからあ、疲れるからあ、時間ないからあ。って自分がやらない事に言い訳してた。

今は朝5時。とっても美しい満月を見てたら書きたくなった。

日本に居る時によく夜中に外で、大好きなアルコールを手に空を見てた自分を思い出した。自分自身を見つめ直す、孤独な時間。
あの時の自分は何でもあった。家、仕事、仲間などなど。
なのに、どっか違和感の苦しみ。

こっちに居ても当然、家を懐かしく思ったり、仕事が恋しくなったり、みんなに会いたくなって苦しくなったりする。
でも、あの時の違和感はもう無い。

海愛は、裸で産まれて来た。その海愛に、数ヶ月前に心臓の手術をして死を見た義父は『死んであっちの世界に一円も持っていけないから』って、たくさんのお金をプレゼントしてくれた。
そう、真っ裸で来て還る。
人間って儚い。

結婚したって、子ども何人産んだって、必ず別れが来る。何をしても自分のものにはならないし、無くならない保障は無い。真実、持てば持つ程失うのも多くなる。
誰とどんなに愛し合ってもいつか必ず来る別れ。
人間関係って儚い。

この間、夫が面白い事言った。
『最後に自分の人生を、映画のように見る時に自分が観たい映画にしたい。』って。
そうね、唯一持って帰れるものって、記憶という映画だけかもねって思ったら、二度と来ない『今』という時間を、ケチらずに自分の納解(なっとく、、解いて納める)出来る時を重ねて生きたいと思った。
巻き戻しなし、一発本番。
人生って儚い。

儚いからこそ、労力でも、時間でも、お金でも、愛でも、もったいないって抑えて生きる事自体が『もったいない』んだなって。
自分はどんなに疲れても、時間がなくても、お金が無くても、愛せなくても今の自分の100%を出して、納得の行く自分映画を作りたいと思った。

人生をとことん楽しむために、どんな苦しみからも逃げないと。