2019年4月8日月曜日

ドイツでの活動

早いもので8月になると、ドイツに来て6年になります。
振り返ってみると、何も話せないままの結婚、出産、子供達の学校、家事、仕事などいろんなことがありました。苦労は買ってでもしろと言いますが、振り返るとそう思います。
そのおかげで、当時の私と今の私は、ひよこがニワトリになったくらい精神的に強くなったと思います。

日本にいる時、『あなたが言えないことないでしょう?』とよく言われてましたが、ドイツ語になり、伝えられないジレンマに本気でストレスを感じてました。

私は決して日本語が上手いわけではありませんが、言葉を愛しています。

日本人の人に、Hallo!と言われたり、日本人に『日本語話せますか?』と英語で話しかけられたり、初めて会う日本人の人と1時間話した後に、『ところで出身はどこの国ですか?』と言われたり、下手な日本語に『帰国子女』と噂されたり。
3年前に帰国したとき成田空港でドキドキしながら、日本語で『私は東京行きの切符が欲しいです』と言って、怪訝な顔をされたり。

これだけ私の日本語がおかしくても、愛している気持ちは変わりません。
きっと、このブログの日本語もおかしいことでしょう。
でも、伝えたい気持ちは人一倍強いです。

そんな私もドイツ語の日常会話はできるようになりました。
でも、仕事となると引いていたのです。
セラピー用語とか、表現とか哲学的になったりするので、難しいもん!
と本格的な活動から逃げていたのです。

でも、やらなきゃ何にも始まりません。
1つ素敵な2人のフランス人経営のセミナールームを見つけて打ち合わせをしていたら、
彼女たちにも『最初は気が引けるし、私たちもそうだったからわかるけど、始めればなんてことないよ!』と励ましてもらい、ただいまセミナー計画中。
そして、インターネットによる広告にも載せて、毎日問い合わせが来ています。
少し前は、ドイツ語や英語での電話対応も億劫で、広告などから逃げていましたが、初めてみると慣れるもんですね。

私は、こっちにいての目的がハッキリあるので、言葉の壁くらいで、億劫だとか嫌だとか言ってられないのです。自分で決めたことの責任を果たすとは、大変ですが仕合せです。

もし、何か目の前に壁を感じるなら、まず壁をよく見てみましょう。
よくみると、その壁を登るための道筋が必ずあるはずです。
壁を登るのは、怖いし険しいけれど、登った人にしか見えない『その先』が
必ずあります。
壁を前に逃げたり、立ち止まり続けることは簡単です。
でも、それでは同じ自分にしか出会えない。

10年前の私はドイツ語を話せるようになった今の自分は考えすらできませんでした。
何枚ものドイツ語の壁に、泣き叫んだこともあります。
それでも、その先を信じて進んで来た自分を尊敬します。
そして、これからの子供達への明るい未来を作るために、
壁を超え続けたいと思います。

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ドイツ語ホームページ:https://www.3hberlin.de/deutsch/