2018年9月21日金曜日

ひき逃げと集団バイアス

吉澤ひとみさんがひき逃げした動画を見ました。
そこに色々な問題が転がってると思います。

私も、実は過去に人をひいたことがあります。
夜の仕事帰りに、近道で長岡花火の時に細い通りを通ってたところ、
真ん中よりで歩いてる女性2人。
邪魔だから、クラクション鳴らしたら、なんとこっちに飛び出してきて
そのままひいた女性は、車の上そして後ろへドスン。

『人生終わった』と血の気が引きながらもすぐに飛び出して、
倒れてる彼女の元へ。
一緒にいた友達に、名前を聞き、救急車を大声で呼んでもらい、
意識のない彼女に大声で名前を呼びかけた。
心の中で、この人を愛する人がいて、この人が愛する人がいるのに
大変なことをした。と思うと自分でひいときながら涙が止まらなくて。

意識が戻った彼女を見て、また号泣。
救急車に運ばれたのを見届けて、父に電話。
駆けつけた父に、謝りながら震えたまま抱きついた。

その後、彼女は軽傷ですんで示談も終わったけれど、
本当に生きてる心地がしなかった。

だから、あんな派手にひいて、逃げれる気持ちがわからない。
人一人をどういう風に思えば、無視できるのだろうか?
問題を解決するという責任意識やモラルは、どこへ行ったのでしょうか?

そして、周りで見てる人も、集団バイアスがあるのはわかるけど、
それを踏まえた上で、一人が動けば、周りも動くことも合わせて勉強するべきだと思います。

バイアスやトラウマがあるからと、人を助けない言い訳にするのなら、
本来、人を救うための心理学は本末転倒ではないでしょうか?

『私一人くらい何もしなくても変わらない。』
とみんなが思うから変わらないのです。

『私一人が変われば全て変わる。』
とみんなが思えば変わります。

あなたの今の決断が、人の命を左右することもあるのですから。