2014年11月1日土曜日

時代を越えて

こんちわ、海愛は8ヶ月。早くも立ってドヤ顔(汗)。
朝起きると、私たちは寝てるのでベビーベットで1人遊び、泣きたくなると自分でオシャブリを入れてモグモグ。さすがに2時間も待たせるとお腹が減って来てブーブーいうけど、本当に手がかからない。眠い時は、ベットに連れていくと勝手に寝る。
寝かしつけは数える程しかない。
子供って構うほど子供様!みたいにワガママになる。って犬と同じだ。。。と最近悟ったりょうちんです。

何がいいか悪いかの論議は元々好きじゃない。人によって違うからね。
絶対的な良い悪いは無い。
だけど、いつも穏やかな海愛をみて、何でも当たり前になってる長男と長女と比べると、半分は性格もあると思うけど、 育て方間違ったなあと痛感。
何でも応えてあげる事が愛じゃないんだね。。。

このところ3週間はドイツ人の義祖母が遊びに来てくれて色々勉強になった。
夫の母方はドイツ人。料理や生き方、考え方など色々教えてもらえた。
腰痛持ちの彼女にセラピーも3回した。
夫に通訳をしてもらいながら、戦争の時代背景や生活苦などを身体から感じて、最初は涙が止まらなかった。涙が溜まってた。最後は、手が大きく震えて、弱くてもいいから泣いた方がいいと言ったら、色んな話を涙流しながら話してくれた。
セラピーをしていると、あまりに無惨な体験を自分も同じように体験する。
苦しくて悲しくてどうにもならない時がたくさんある。
彼女の母は戦時中にレイプされて出来た子供だった。背中に恐怖と悲しさが刻印されていた。そこに触れるとあふれだす感情。。。彼女と先祖に夫まで命を繋いでくれたことを感謝した。

そんな彼女と最後の日は町の観光にいった。
トリアには、大きな大聖堂があって、とても綺麗。
彼女曰く、カトリック系の教会はゴージャスなんだって。
でも、亡くなった彼女の夫とは宗派が違ったけど、お互いそれを理解し合って一緒にお祈りに行ってたって。涼子は宗教ある?って聞かれて、『私は日本の宗教も色々見たし、インドに行って、ヒンズー教のお祭りにも入ってみたし、夫の父方はイスラム教だしね、数えきれない神さんが居るけど、どれも面白いし為になる。教会も大好きだよ。ただ、私はその神を創ったのが神だと思ってる。』と言ったら意外にも、『それはそうだ』ってしみじみとした返事を返してくれた。

その大聖堂に、とても感動した彫刻があった。
産まれて、学んで、死ぬという循環が彫刻されている。
最近は年のせいか、人の人生の短さを痛感している。
一日一日が死に近づいているという運命は、誰も同じ。
産まれたばかりの海愛も。誰も。
そんな中で何百年前の彫刻や教会を創った昔の人々に想いを馳せる。
今の自分も、未来には昔の人になる。

どんなに今を誤摩化しても、真実だけは時代を超える。
噓は時間でバレるもんだ。
時代を超えても恥ずかしくない生き方をしたいなあって年増りょうちんは
教会に教えられたとさ。おわり。