2015年4月28日火曜日

無条件

先日、夫の買い物をスーパーの前で、海愛と待ってる時にサングラス越しに約15分観察した光景。
それは、1人の女性中年浮浪者がスーパーの前で、男の人に小銭を貰って泣いていた。
涙を拭きながら、ボロ服によく立てないその女性を眺めてた。

『今度たくさんご飯作った時もってこようかな?でも食べ物って貰うのかな?』
って考えてたら、娘連れの若夫婦が38セントのクロワッサンをサッと渡した。
お腹が減ってたのか、なにも言わずに食らいつくその女性。
じゃあね。と挨拶して家族は帰った。

あっという間にパンを食べ終わった彼女に、今度は『カート戻しといて!』と男性がカートをザーっと渡す。それは、1ユーロをあげることを意味する。
こっちは1ユーロコインで、カートを利用して返すと返金されるシステム。
さりげない寄付。

たったの15分で、こんなに人の厚意をみるとは。

私も郵便局の前でバギーを運んでくれた浮浪者と仲良く話して、お金を渡したりする。
でも、この厚意は何の条件も無くしている行為。
ただしてあげたいからする。
とにかく、ベリーナは強面でサッと手伝う。
この純粋な思いに感動し、私もこんな風に心のゆとりを持って行きたいと思った。