いつか、どんな形であろうが空を飛ぶのが夢。
私は心も身体も自由に活きたい。
何にも囚われずにいたい。
私は、離婚から『普通』という鳥かごを出た。
離婚しないとこだわって、結婚と言う鳥かごから出れなかった10年。
その時、それはそれで幸せだった。
条件は全て揃ってた。
先の餌まで見えてた。
深く疑わないとみえなかった現実は、たった1つ足りないものを見せた。
私は形だけを求めてこだわってたこと。
私が愛してたのは条件だった事。
それに気付いてカゴを出たら、驚く程自由で広い世界で驚いた。
いまだに限界はみえない。
ただ、カゴの中にいるような安全感も、餌もない。
カゴの中にいるときの、一番の楽しみだった食事も、いまはそれ以上の
仕合せがあって食欲も落ち着いた。
再婚したじゃんって?
私たちのこの結婚って、全くみんなの思ってる意味の結婚じゃない。
結婚する前よりも自由になれる結婚。
カゴの外で、一緒に飛んだり飛ばなかったり。
私たちは、結婚と言うカゴには入らないって決めてる。
だから、いつでも別れられる。
結婚は形でしかない。それが解ってるからこそ、本当の意味の絆がある。
繋げてるのはあいだけ。それだけでいい。
あゆみ先生が教えてくれた、とってもいい台詞。
『人間は見えない天使よりも見える悪魔がいい』って。
だから、ドメスティックバイオレンスがあっても、家からでない。
どんな不幸でも、見えない仕合せよりもいいからだ。
カゴの外もそう。
カゴの中は熟知してる。
でもカゴの外は未知。
それ以上怖い事はないだろう。
だから、私は外で自由に飛んでみせる。
外飛んでから、カゴに戻ってもいいじゃん。
でも、外飛んでみないのに、外は怖いなんて言えないんだよ。
出た人しか解らない世界が広がっている。これは約束する。
いつか、二人でスカイダイビングしようね!って言ったら、
オレ絶対1人で飛ぶから!ってふられた。
そんな自由な彼が大好きだ。と心から思う。